法務のプロが教える事務仕事で必携の”最強オフィス文房具”

司法書士という職業を聞いて、
その業務内容の詳細を回答できる人はごく少数である。
『ああっ!行政書士さん!』(司法書士と名乗っていますが。)
であったり。
『ああ!図書館の?』(それは司書です。)
であったり。
『あはっ、なんか弁護士みたいな感じの。。』(んー、それでOKです。)
であったり。
司法書士という職業名については知っている方がほとんどであるが、
業務内容の認知度は頗る低く、業務内容は頗る地味である。
では、司法書士は、主にどんな業務をしているかというと、
読んで字のごとく”司法に提出する書類の作成”をしている。
つまり、裁判所や法務局に提出する書類を作成する仕事。
法律事務、法律手続の専門家なのである。
因みに、よく間違えられる行政書士さんは”行政に提出する書類の作成”を業としているので、
警察署や市役所など行政機関に提出する書類が業務であり、
これも読んで字のごとくで、
以外に簡単に業務の違いを判断できる。
業務の詳細は、また別の機会にガッツリ説明並びに営業するとして、
つまるところ、我々の業務は事務作業が大半を占めている。
その書類作成過程で様々な文房具を愛用している。
今回はその中でも選りすぐりのものをご紹介したい。
三菱鉛筆 ジェットストリーム(0.7m/m)
言わずと知れた、最強ボールペンである。
これを知らない学生、OL、その他事務職に携わる方は、
モグリ又は給料泥棒と言っても過言ではないほど、
クラシックな名品である。
たぶん教科書にものるんちゃうかな~!(嘘)
とういうぐらい滑らかな書き心地を実現してくれる。
筆者は筆圧が非常に強く、
シャープペンシルの芯などは瞬殺でボキボキ折っている。
ボールペンに関しても同様で、
強い筆圧のせいで、指に負担がかかり、
いつも痛く辛い思いをしていた。
しかし、このジェットストリームは、
私の筆圧を、その滑らかさインキにスムーズに伝え、
インキは、ノート上に私の思考を再現する。
ノンストレスで文字が書けるのである。
まだ試したことのないポテトボーイは、
是非、上記URLにアクセスしよう。
因みに、0.7ミリが絶対におススメである。
0.5ミリはシャープ過ぎて、
JSの良さである滑らかさを殺している。
1.0ミリは逆に文字が荒くなる。
至高の0.7ミリをおススメする。
サクリフラット HD-10FL
ホチキスをバカにする者は、ホチキスに泣く。
ホチキスは紙を合綴し、また元通りに取り外す事を、
実現できる唯一のツールだ。
糊、テープの類は、取り外す時に紙を破壊する。
この、サクリフラット HD-10FLの特徴は、
コンパクトかつ、ハイパワーである。
しかも、このホチキスは『フラット』と呼ばれる仕上がりになる。
これは、仕上がりの針の形状が、
通常のモノよりも平坦になっており、
『フラット』のものは、通常のものよりも、
多くの枚数の紙を閉じることが可能である。
一度、使ってみてほしい。
閉じる時の、軽さが違う。
『パチン!』という音が違う。
あなたは直ぐにこのホチキスが、
その他と違うことに気付くはずである。
マックス 瞬乾朱肉 プレミオ SA-4004PSカミバコ SA90231
司法書士という職業は、
やたら印鑑を捺印する作業が多い。
依頼者の方から委任状をいただくとき、
書類を受け取った時の受領書に、
請求書に、
とにかく、捺印・押印の機会が多いのである。
いろんな印鑑に出会う。
クリスタル、象牙、しょぼいのん。
様々な印影(印鑑を押したあと。印鑑の写り。)があるが、
断言しよう、
印影の鮮明さは、印鑑の素材で決まるわけではない。
それよりも、
どんな朱肉につけて捺印したか。
である。
ご紹介した、マックス瞬間朱肉は、
紛れもなく、
私が今まで使った朱肉の中で最高のモノである。
この朱肉との出会いは、
ある金融機関の神戸支店に書類を取りに行った時である。
例の受領書に捺印する時、
その金融機関に備え付けてある朱肉を使わせてもらった私は、
自身の印影を見た瞬間、
担当者の方『これ、どこの朱肉ですか?』と即座に商品名を尋ねた。
それくらい、鮮明に印影が出ていたのである。
明らかにわかる違い。
それが、マックス瞬間朱肉の実力である。
まとめ
かくも、自らの業に使う道具にこだわりを持つことは楽しい。
大工さんが、鉋にこだわる。
板前さんが、包丁にこだわる。
プログラマーがパソコンにこだわる。
それぞれのプロフェッショナルが自身の業務効率を上げるため、
最高のパフォーマンスを提供するため、
道具にこだわる。
道具には、魂が宿る。
私は、中学校の卒業記念の印鑑ケースを、
今でも使っている40歳独身男性を見たことがある。
彼自身はモテそうにないが(自分ではモテるといっていたが、)、
彼の、その道具には、確実に魂が宿っており、
その印鑑ケースだけで、
彼の仕事の丁寧さ、モノを大切にできる人である。
という、ビジネス上の信頼を形成するには十分であった。(だからってモテるわけではないが、)
こだわりの道具を見つけて、
大切にずっと使おう。
他人から信頼される。(だからってモテるわけではないが、)
また、単純な仕事が退屈だと思っている人は、
是非、道具にこだわってみるといい。
仕事するのが、楽しくなるからである。
道具を使いたくなる。
仕事がしたくなる。
このように自分のお気に入りの道具を見つけていただき、
皆様の日常業務が、
より効率的なもの、
より充実したものになれば幸いである。